10年保証は本当に得?相模原 外壁塗装の保証比較と落とし穴

query_builder 2025/09/29
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10年保証は本当に得?相模原 外壁塗装の保証比較と落とし穴

「10年保証つきです」
外壁塗装の見積りでよく目にする甘い言葉。けれど、“長い年数=安心”とは限りません。 保証は中身で評価するもの。この記事では、相模原で外壁塗装を検討する方へ向けて、保証の種類と見抜き方、ありがちな落とし穴、契約前の赤ペンチェックを、清水塗装の現場目線でわかりやすく解説します。読み終えた頃には、「10年保証」の本当の価値がハッキリします。


1. 外壁塗装の保証は“3層”で考える

外壁塗装の保証は、大きく自社保証/メーカー保証/保険・第三者の3層で構成されます。

  1. 自社保証(施工会社の保証)

  • 内容:ひび割れ再発、塗膜の剥がれ、シーリング早期破断など施工起因の不具合を無償是正

  • 期間:5〜10年が目安(部位により差)

  • ポイント:工程順守・塗布量・写真記録など“証拠”がある会社ほど強い

  1. メーカー保証(塗料メーカーの性能保証)

  • 内容:規定条件を満たして塗った場合の**塗膜性能(外観・光沢・耐候)**の担保

  • 期間:5〜10年相当(グレードや仕様による)

  • ポイント:施工条件・可使時間・希釈率など条件がシビア。メーカー検査や登録施工店が必要なケースも

  1. 保険・第三者(賠償・瑕疵補償・JIO等の第三者検査)

  • 内容:対人対物の賠償や重大な瑕疵の補償、第三者立会い検査

  • 期間:案件ごと

  • ポイント:事故時の実務対応力と、第三者の目が入るかが安心材料

結論:“10年保証”のラベルではなく、だれが何をどこまで、どんな条件で保証するのかを分解して確認するのが正解です。


2. 「10年保証」のよくある落とし穴

落とし穴①:対象が“外壁の上塗りだけ”

付帯部(破風・鼻隠し・雨樋・水切り・シャッターボックス)やバルコニー防水、屋根は対象外の例が多い。
部位別の年数を必ず確認(例:外壁10年/付帯部5年/シーリング5年/屋根7年/FRPトップ3年 など)

落とし穴②:“自然災害・動く部材・下地起因”は免責

台風・地震・積雪・飛来物、躯体の動きによるクラック、サイディングの反り・浮き・反射熱などは対象外になりがち。
免責の範囲を契約書で明文化。「台風時の横殴り浸水」など具体例で確認

落とし穴③:“定期点検を受けないと保証失効”

毎年or数年ごとの点検・簡易メンテ(シール補修やトップ再塗)を受けないと保証対象外という条件。
→ 点検の頻度・費用・内容を確認。「無料/有料」「任意/必須」を明確に

落とし穴④:増し打ちシーリングに“10年保証”

既存の古いシールの上に被せる増し打ちは、構造的に長期保証が難しいケースが多い。
→ 目地は撤去打替えを基本に。サッシ周りのみ増し打ちなど条件分けの妥当性もチェック

落とし穴⑤:“写真・塗布量エビデンス”がないのに長期保証

長持ちの決め手は規定塗布量・乾燥時間・下地処理。記録がない保証は実効性が弱い
工程写真/空缶写真/温湿度・露点管理/塗布量ログ完工報告書で受け取る取り決めを


3. 年数の“正しい”考え方(部位別の目安)

  • 外壁(高耐候シリコン〜無機):7〜12年目安

  • 付帯部(鉄部・木部):3〜7年目安(素材と環境で差が大きい)

  • 屋根(遮熱シリコン〜フッ素):6〜12年目安(勾配・日射・結露の影響大)

  • シーリング(高耐候系):5〜10年目安(施工法で大きく変動)

  • バルコニー防水(FRPトップ):3〜5年で点検・トップ再塗が理想

“一律10年”は現実的ではない——だからこそ部位別で書面化が大切です。


4. 10年保証が“本当に得”になる条件

  1. 部位別に現実的な年数が設定されている
    例)外壁10年/屋根7年/付帯部5年/シーリング7年/防水3年

  2. 保証発動のハードルが妥当

  • 「メーカー規定条件で施工」+「施工記録の提出」で担保

  • 年1回の点検は無料or低額で、任意でも保証が切れない設計

  1. 施工品質が数値で可視化

  • 温湿度・露点・乾燥インターバルの記録

  • 塗布量ログ・空缶写真

  • 施工前後/工程別の写真(洗浄→下地→シール→各塗り)

  1. 第三者の目が入る仕組み(任意でも可)

  • メーカー検査/第三者検査機関の立会い

  • 重大不具合時の保険対応(請負業者賠償・生産物賠償等)

これらが揃っていれば、「10年保証」は価格以上の価値を生みます。


5. 比較してわかる!保証“中身”の評価軸

A社(とりあえず10年)B社(部位別+記録つき)
対象外壁上塗のみ外壁・屋根・付帯・シール・防水に部位別年数
免責自然災害・下地・付帯全部自然災害等の一般免責+具体例の明記
点検年1回必須・有料推奨・無料or低額・任意でも保証維持
証拠なし工程写真・塗布量ログ・空缶・温湿度
第三者なしメーカー検査保険対応あり
実効性低い(発動しにくい)高い(条件が明確・再発防止につながる)

“10年”の数字より、B社の方が総合的に得であることが多い、というのが現場の実感です。


6. 契約前の“赤ペンチェック”12項目(コピペOK)

  1. 保証の対象部位(外壁/屋根/付帯/シーリング/防水)

  2. 部位別の年数(一律ではなく分けてあるか)

  3. 免責の具体例(台風・地震・飛来物・躯体の動き・サイディング反り)

  4. 点検の頻度・費用・任意/必須

  5. シーリング工法(撤去打替えが基本か/増し打ちの部位と理由)

  6. 下地処理の記載(洗浄圧・ケレン・クラック補修方法)

  7. 塗布量と乾燥時間(メーカー基準の明記)

  8. 温湿度・露点管理の方法

  9. 工程写真・空缶・塗布量ログの提出(完工報告書の有無)

  10. メーカー保証の条件(登録施工店/検査の有無)

  11. 保険加入(請負業者賠償・生産物賠償)

  12. 是正対応の期限(不具合発生→調査→補修のフロー・期日)


7. ケース別:その“10年保証”は買い?

ケースA:外壁10年・屋根/付帯は対象外、点検有料必須

割高。屋根と付帯が実生活では先に劣化することも多く、将来的に出費増の可能性。

ケースB:外壁10年・屋根7年・付帯5年・シール7年、防水3年。記録提出と無料点検付き

買い。記録がある=再発時の原因追跡ができ、品質の再現性が高い。

ケースC:メーカー10年保証付き(指定仕様・検査合格が条件)、自社保証は部位別

買い。価格は上がりやすいが、客観的な裏付けがあるため長期的に安心。


8. よくある質問(保証編)

Q. 「色あせ」や「艶引け」は保証になりますか?
A. メーカーの外観性能保証に含まれる場合がありますが、砂塵・排気・苔の繁殖など外的要因は対象外が一般的。低汚染・防藻の塗料選定と立地対策が重要です。

Q. 台風被害は保証の範囲?
A. 多くは自然災害で免責。ただし施工不良と判定されれば自社保証や保険対応になることも。写真記録がここで効きます。

Q. 点検を逃すと即失効?
A. 会社によります。清水塗装は任意点検でも保証維持。むしろ点検結果を踏まえた早期ケアが住まいの寿命を延ばします。


9. 清水塗装の“実効保証”ポリシー(相模原仕様)

  1. 部位別保証:外壁/屋根/付帯/シール/防水で現実的な年数を設定

  2. 見える化:工程表・温湿度/露点・乾燥インターバル・塗布量ログ・空缶・工程写真を完工報告書で提出

  3. 施工基準の遵守:メーカー基準(希釈・塗布量・可使時間)を数値で管理

  4. 第三者・メーカー連携:必要に応じてメーカー検査、万一に備えた賠償保険

  5. 点検は“伴走”:1年・3年・5年(以降はご相談)で無料or低額点検、小修繕の提案も正直に

  6. 是正スピード:不具合の一次対応48時間以内、原因調査→是正の工程を明文化

つまり、“長い言葉”より“短い時間で動く体制”。これが実効保証です。


10. まとめ:10年保証は「数字」ではなく「仕組み」で選ぶ

  • 一律10年より、部位別+記録つきの保証が長期的には得

  • 免責・点検条件・是正フローを契約書で明文化

  • メーカー条件と施工記録が、いざという時の“あなたの味方”になる

清水塗装は、無料診断(写真レポートつき)保証条件の事前説明を徹底しています。
「この10年保証、ほんとに大丈夫?」のセカンドオピニオンも歓迎です。
**相模原の暮らしに合う“実効保証”**で、5年後・10年後の不安を今、消しましょう。

— 清水塗装(相模原市|外壁・屋根・シーリング・防水)


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清水塗装

住所:神奈川県相模原市中央区共和3-10-5-3

電話番号:080-8761-0916

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